L判70円、2L判300円
これはイエロージャケット千駄木店が、保育園の先生が撮影した写真をスクール写真システム『みんなの写真屋さん』で販売する際の1枚あたりの単価だ。ネットベンチャー企業が打ち出す単価のおよそ2倍という強気な価格設定にもかかわらず、口コミを聞いた保育園の先生からの仕事の依頼が後を絶たない。同店は『みんなの写真屋さん』の1号店として開発当初の2016年よりモニター店としてインターネット写真販売を開始した。
現在はクレジットカード決済やコンビニ決済はもちろん、個配やデータ販売にも対応。契約校数を年々増やし、今年7月には文京区内にある全ての公立保育園と提携することに成功した。ネットベンチャー企業がスクール写真市場に次々と参入するなか、今なお地域の保育園から支持を集め続ける理由とは。そこには、同店における売上の大きな割合を占める、先生が撮影したスナップ写真の売り方に対する様々な工夫があった。