先生が撮影したスナップ写真の販売でコロナ禍を乗り切る!

ネットベンチャー企業との
価格競争に巻き込まれないために
町の写真店ができることとは?

L判70円、2L判300円

L判70円、2L判300円

これはイエロージャケット千駄木店が、保育園の先生が撮影した写真をスクール写真システム『みんなの写真屋さん』で販売する際の1枚あたりの単価だ。ネットベンチャー企業が打ち出す単価のおよそ2倍という強気な価格設定にもかかわらず、口コミを聞いた保育園の先生からの仕事の依頼が後を絶たない。同店は『みんなの写真屋さん』の1号店として開発当初の2016年よりモニター店としてインターネット写真販売を開始した。
現在はクレジットカード決済やコンビニ決済はもちろん、個配やデータ販売にも対応。契約校数を年々増やし、今年7月には文京区内にある全ての公立保育園と提携することに成功した。ネットベンチャー企業がスクール写真市場に次々と参入するなか、今なお地域の保育園から支持を集め続ける理由とは。そこには、同店における売上の大きな割合を占める、先生が撮影したスナップ写真の売り方に対する様々な工夫があった。

1クラスにつき300枚、全クラスで2,000枚まで

1クラスにつき300枚、
全クラスで2,000枚まで

先生が撮影した写真を販売する際に最も重要視している点の1つが展示する写真の枚数だ。同店では各保育園の先生に対して、あらかじめ撮影枚数の目安を伝えている。目安は1クラスにつき300枚、全クラスで2,000枚まで。この枚数を超える場合は、販売する頻度を増やすことを推奨している。この目安を設定する前は、1クラスの撮影枚数が3,000枚近くまで上ることもあったという。「何も言わないと先生は撮りっぱなしの状態でSDカードをこちらに渡してきます。100枚までと伝えても、実際には、その倍ぐらい写されていることもしばしば。先生方も、デジタルで撮っていると枚数感覚がわからないのでしょう。だから撮影枚数の目安をこちらから伝えないと、すごく増えちゃうんです」と代表の仲谷氏は自身の体験を振り返る。

展示した写真を余すことなく保護者に買ってほしい

壁展示からネット展示に切り替わり、物理的な展示スペースの制約から解放された今、「撮った写真は全部ネットにあげる」というスタイルの写真店も散見されるが、仲谷氏はこれに疑問を呈す。「うちの子検索でいくら探しやすくなっているとはいえ、親御さんが見きれる量には限界がある。確認用アカウントで写真を事前に確認する先生方や、色補正をする写真店側も大変」と、撮影枚数の上限を設けないリスクを指摘する。こうした工夫の結果、同店の販売サイトでは1枚ずつ丁寧に補正された写真が、クラスごとの目次に分けられ、適切な枚数で陳列されている。こうした取り組みの背景には、展示した写真を余すことなく保護者に買ってほしいという仲谷氏の思いがある。

プリント率が悪いなんて、そんなの絶対許さない プリント率が悪いなんて、そんなの絶対許さない

先生が撮った写真を1枚1枚丁寧にジャッジする仲谷氏

「プリント率が悪いなんて、そんなのは絶対に許さない。せめて、プリントする写真の枚数が展示した写真の枚数を下回らないようにしたい」と語る。写真の並び、枚数、構図、色…たとえ先生が撮影した写真であっても、写真を購入する保護者の姿を想像し、運用方法を日々改善するイエロージャケット千駄木店。大量生産型のネットベンチャー企業では実現できない、きめ細かいサービスが先生からの信頼に繋がっている。

イエロージャケット千駄木店代表仲谷和夫さん

イエロージャケット千駄木店(東京都 文京区)

代表 仲谷 和夫さん

1998年、東京都文京区に同店を設立。トレードマークは黄色いジャケットとバイク。
どんな小さなことでも保育園へ直接出向き、先生を手厚くサポートしている。きめ細やかな 対応が先生の口コミで広がり、現在は文京区内のすべての公立保育園を担当している。

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